cubeRoid
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Clockの壁紙を自作する方法。

Speedcubing Advent Calendar 2016-2


※この記事は「Speedcubing Advent Calendar 2016」の16日目の記事として投稿されたものです。



遅刻です。廊下に立ってます。申し訳ありません。。また記事内の画像は後日追加する予定です。

突然ですが、以下のツイートをご覧ください。






約1年ほど前に、何を思ったかClockの中に入れられている壁紙を自作しようとやってみたことがありました。
Twitterでもわりと反響があり、アニメの画像を使用していたことから「痛クロック」と命名されています。これ以降私がClockの競技に出る際には必ず痛クロックを使うことが通例になってしまいました。

(先日のアジア大会にもこれで出場しています。ジャッジの方に「Wow! cute!」と言われました。)



この記事では、WCA競技である「Rubik's Clock」を少し違った視点から楽しんでみようということで、この壁紙の自作方法をざざっと公開したいと思います。




制作過程を解説した動画も作りました。以下の文章は概略になりますので、実際に制作される方はこちらも一緒に参考にしていただくと良いと思います。



WCA規則に関して


制作の前に、ひとつ注意しておく点があります。実はRubik's Clockに関して以下のような規則が定められています。


・3h4) クロックについては、カスタムの「挿入紙(従来の挿入されている紙と同じ形・大きさのもの)」がWCA代理人の判断によって許可される。挿入紙にはオリジナルと一致する12時を示す表示が明確になければならない。(引用元 : WCA大会規則 2016)


自作した壁紙を試技で使うクロックに入れることは可能ですが、形やサイズを同じにし、12時の目盛りをはっきりつけなければなりません。

では制作に取りかかりましょう!


0. 用意するもの


・Adobe Illustrator
・デフォルト壁紙のスキャン画像
・使いたい画像
・カッター
・プリンター・2L版写真用光沢紙
・諦めない心


最後のやつはかなり重要です。
Illustratorには試用版があります。Inkscape等の無料代替ソフトでも大丈夫かと思います(未検証)。



1. 型取り


まず壁紙の型をとります。
127[mm]x178[mm](2L版サイズ)、カラーモードをCMYKにして新規ドキュメントを作成します。

1-1. 基本円を作成


型の基本となる円を置きます。Clockの壁紙は直径102mmの円ですので、[楕円形ツール]で同サイズの円を描き、中心に置きます。
※Shiftキーを押しながらドラッグすると真円が描けます。Shiftキー+ドラッグは「画像を縦横比固定でサイズ変更する」ときにも使うことができ、これから活躍しますので覚えておいてください。

円には見やすい色をつけておいてください。


[ファイル]>[配置]からデフォルト壁紙の画像を挿入し、直径102mmの円とぴったり重なるようにサイズ変更して背面に置きます。


1-2. 基本円に"追加"する部分


基本円からはみだす領域を追加していきます。


基本円からはみだすのは四隅の歯車の部分です。[円ツール]で円を4つ描き、右のように配置します。

配置した円をグループ化したあと、そのグループと基本円を同時選択します。

そのまま[ウィンドウ]>[パスファインダー]と進み、[合体]を選択。すると同時選択した円がすべて合体します。


これで"はみだす領域"の追加が完了しました。



1-3. 基本円から"削除"する部分


「1-2.」とは逆に、基本円から余分な領域を除く作業です。

余分な領域も全て円もしくは半円ですので、[円ツール]で円を描いて重ねていきます。

円が増えるので、適宜グループ化して整理しながら作業しましょう。


円をすべて配置し終えたら、まとめて1つのグループにします。そのグループと基本円を同時選択し、今度は[パスファインダー]の[前面のオブジェクトで型抜き]を選択します。



これで型の完成です。



2. 画像を配置・切り抜き


壁紙にしたい画像を配置していきます。

[ファイル]>[配置]から画像を挿入し、型の背面に配置します。

画像を複数枚入れる場合はグループ化してください。

画像(グループ)と型を同時選択し、[オブジェクト]>[クリッピングマスク]>[作成]でくり抜くことができます。


ここで切り取り線をつけます。


3. 文字盤を作成


次に文字盤を一旦別ファイルで作成します。
100[mm]x100[mm]、カラーモードをCMYKにして新規ドキュメントを作成します。

文字盤配置のガイドとなる円を直径80mmくらいで作り、中心に置きます。

ガイドに沿って0,3,6,9時の位置に円を置き、グループ化します。

グループを2回コピー&ペーストし、それぞれ30°と60°の回転をかけて残りの目盛りとして配置します。

最後に12時の部分のみ個別で作ります。
[角丸長方形ツール]とテキストを使います。ここは前述のWCA規則に関わってきますので、壁紙画像に埋もれない色で作るようにしてください。

完成したら保存します。


4. 文字盤を追加


最初のファイルに戻り、[ファイル]>[配置]から「3.」で保存したIllustratorファイルを挿入します。

サイズを調整しながら文字盤を9つ配置したら完成です。




5. 印刷


[ファイル]>[プリント]を選択するとプリントダイアログが表示されます。

用紙サイズを「2L」(「2L (フチなし)」ではない)にします。ここでプリンターの印刷品質を最高にしておくと良い印刷結果が得られます。


カット作業はカッターが一番やりやすいかと思います。光沢紙はほどよく厚みがあり切りやすいです。




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以上が一連の作業工程です。
文章におこすと思いの外複雑になってしまい、やってくれる人がいるのかどうか。。

クロックはメーカーの種類が少なく、どれも見た目がほぼ同じです。そろそろQiYiからクロックが発売されますので、来年はクロックブームが来るはずです。ぜひ自分だけのクロックを作って、ブームに乗っていただければと思います。



今回の記事は以上です。お読み頂きありがとうございました。


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tribox大解剖!

tribox大解剖!


先日大学のサークル関連で東京へ行く用事があり、そのまま数日間滞在していました。ほぼノープランでかなり時間があったため、千葉県にあるtriboxの事務所を訪ねてきましたので、公開許可をいただいた部分だけ記事にしてみようと思います。


もちろんアポなしではありません。CCKの時に廣畑さんに頼み込み、特別に訪問の許可をいただきました。この場を借りて改めて御礼申し上げます。








大解剖と銘打っていますが、もちろん経営に関わる部分などは公開できません。特殊な業界なのでこのあたりは目からウロコな話が多いのは事実なのですが仕方ないことです。


IMG_3245.jpg玄関の表札にはtriboxカードが。
















IMG_3242.jpg中に入るとたくさんの引き出しがお出迎え。パズルの倉庫です。引き出しの一つ一つには英数字が振られており、多種多様なパズルが分類されています。

顧客から注文が入ると、該当するパズルが入った引き出しの英数字がモニターに表示されるようになっており、わざわざ探さなくてもいい仕組みになっています。Amazonの倉庫システムに似ていますね。







IMG_3236.jpgステッカーも同様に数字で分類されていました。こちらはtriboxの注文ページやカラーチャートにも記載されています。













Sticker cutterシートのカットは事務所のカッティングマシンで行っています。ちょうどプリンターのインクヘッドがカッターに、用紙がステッカーシートになったイメージで、みるみるうちに出来上がっていく様子はなかなか見物でした。








ステッカーのデータ作成にはAdobe IllustratorやMac用ソフトのPixelmator等が使用されているとのことです。後者はこのブログの画像作成にも使ってます。




IMG_3235.jpg僕が気になっていたのは商品ページにあるパズルの画像。このように白紙を背景にし、手前からライトを当てて撮影しているそうです。

ただパズルを置いてもあれなので、秋葉原で買った物語シリーズの副音声副読本を撮らせていただきました。










そして背景を白に飛ばすとこうなります。綺麗に切り抜くことができました。
IMG_3235 背景なしjpg









IMG_3239.jpg配送に使われるダンボールもいくつか種類があります。大抵は茶色ですが、そういえば白いダンボールで来たこともありました。

パズルのサイズがそれぞれ違うので箱詰め作業自体もパズルのようなものだそうです。














IMG_3244.jpgこちらはまだ未発売のFangShi JieYun。ステッカーを貼り付ける部分が凹んでいます。

ステッカーの劣化を防ぐためなのか、指がひっかかりやすくするためなのか分かりませんが、これだと貼り付けられるステッカーの形が限られてしまうような気がしますね...










IMG_3246.jpg最後に事務所の中から注文して締めくくり。注文から手元にパズルが届くまでわずか数十秒。Amazonの当日お急ぎ便もびっくりです。


「CubeTwist Square-1」と「FangShi Dreidel 3x3 Lim Cube Ⅱ」。Lim Cubeの箱の天面にtriboxのスタンプを押させていただきましたが、うまくいきませんでした。











Lim Cubeは後日初代も購入しています。






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さて、つかの間のtribox事務所訪問でしたがいかがでしょうか。いつもお世話になっているtriboxの滅多に見れない内側を知ることができました。


triboxスタッフ様、お忙しい中訪問のお願いを快く引き受けてくださり本当にありがとうございました。これからもさらなる発展をお祈りしております。

【改訂版】StackMat Pro Timer & CCT

SMP CCT


2年ほど前にCCTとStackMat Pro Timerの接続について記事を書きました。特に方法は変わってませんが、もう一度きれいにまとめ直したいと思います。


CCT(CalCubeTimer)とは、キューブのタイム計測のために使われるダウンロード形式のタイマーアプリケーションです。今回の記事では、StackMat Pro Timerに表示されるタイムを同時にCCT上にも表示させる方法を紹介します。CCTをトーナメントディスプレイ化しようというわけです。

CCTはこちらからダウンロードできます。

動作確認状況


Windowsの動作確認は行っておりません。YouTubeにWindowsパソコンへの接続に成功している動画がいくつかありましたので、そちらをご参照ください。



※この使用方法はSpeedStacks社/QJ Toysが公式に発表しているものではありません。これによってタイマーが故障等を引き起こしてもメーカー保証対象外となり、当ブログも責任は負いません。了承の上お試しください。








前準備


接続にあたって用意するものは2つです。「3.5mm⇔3.5mm オーディオケーブル」と「2.5mm⇔3.5mm プラグアダプター」。3.5mmや2.5mmはプラグの直径を表し、前者はステレオミニ、後者はステレオ超ミニとも言います。


Stackmat Pro 端子StackMat Pro Timerにある接続端子はステレオ超ミニ規格のため、通常のオーディオケーブルだけでは接続できません。3.5mmから2.5mmへの変換が必要です。













コードとアダプターどんなものでもいいのですが、一応僕が使っているものを載せておきます。

ケーブルは先端の両方もしくは片方がL字型になっているものを推奨します。変換コネクタがあるために接続部がどうしても手前に突き出てしまうので、できる限りケーブルが試技の邪魔にならないようにするためです。

2つともAmazonで購入しました。








また計測する場所の周辺で、電気信号に影響を与えるノイズの発生源がないか確認してください。

ありがちなのは蛍光灯です。その他ラジオ等もノイズの原因となる可能性があります。しかし蛍光灯を消すと計測どころではなくなるので、とりあえずつけたままお試しください。後々どうしても不具合が起こるといったときに確認してみればいいと思います。





PCとStackMat Pro Timerを接続


それでは接続します。とりあえずタイマーの電源はOFFにしておきましょう。PCへは外部入力の端子に接続します。イヤホン等をつなぐ外部出力ではありませんよ。




サウンド接続の確認方法としては、タイマーの電源を入れて「システム環境設定」から「サウンド」を選択し、入力レベルを確かめるのが速いでしょう。入力音量をいじってみてレベルが動けば大丈夫です。

入力音量は大きめに設定しておいてください。











CCTの設定


ではCCTを起動します。


Configuration.jpgメニューバーの「File」から「Configuration」を選択。上部タブから「4 Stackmat Settings」をクリックしてください。

基本的にいじるのは右画像で示した3カ所です。画像はクリックすると新規タブで開きますので参照ください。






① 3つのチェックボックスすべてにチェックを入れてください。

② プルダウンには入力の装置が表示されます。「Default Audio Device description...」と書かれているミキサーを選択してください。初期設定でこれになっていると思います。

大抵の場合はこれでうまくいきますが、失敗する場合は「Built-in Input description...」と書かれているミキサーに変更してください。外部ライン入力を直接選択したことになります。

③ 初期設定で50になっています。僕はそのままで正常に動作していますが、もし不具合がある場合はこの数値を少しずつ変えてみてください。整数のみです。



「Save」で設定が反映され、ダイアログが閉じます。「Apply」をクリックするとダイアログが開いたまま設定が反映されるので、数値の微調整の際などに便利です。




Use keyboard timer最後にタイマーの電源がついていることを確認し、「Use keyboard timer」のチェックを外します。

左側に「Timer is ON」の表示が出ればOKです。OFFになっている場合は接続に問題がありますので、サウンド設定を見直してみてください。





最終確認!



これで接続と設定は完了です。実際に計測して動作を確かめてみましょう。



写真 2014-12-01 午前11 58 22多少のラグはありますが、タイマーの停止時間と同じ表示で止まれば問題ありません。

小数第3位は切り捨てられ、第2位まで表示されます。












できましたか?

以上で解説は終了です。不明な点があればTwitter(@espr_cubes)もしくはコメント欄にてお気軽に連絡どうぞ。

Cube in a Cube in a Cube extra

トップ画像

ルービックキューブ経験者なら「パターンキューブ」をご存知の方も多いのではないでしょうか。カラフルなステッカーが貼られている独特の特徴を生かし、6面に模様を作るというものです。もちろんパーツを外して組み立てるなんてことはせずに、しっかりと手順を踏みますよ。


写真_2014-05-14_午前0_25_456面全てをチェック柄にしてしまうものや、センターのみ色が違うものなどが代表的です。前者は市松模様・Checkerboard、後者はヘソキューブ・Six Spotなどと呼ばれます。

この2つは

M2 S2 E2M S M' S'

で簡単にできます。








写真_2014-05-03_午後10_21_24そして少し高度なパターンキューブになるとこんなものまで。

3x3x3の中に2x2x2。1x1x1を入れたものもあります。Cube in a Cube(キューブインキューブ)Cube in a Cube in a Cube(キューブインキューブインキューブ)と言われ、これらも有名なパターンキューブのひとつです。







今回はパターンキューブの中でもこの種類、Cube in a Cubeの拡張版をご紹介します。3x3x3キューブにとどまらず多分割にも適用できる方法です。


RedKBさんのYouTube動画を参考にさせていただきました。




文章だけでは伝わりきらない部分があると思いますので、手持ちのキューブがある方は試しながら読み進めることをお勧めします。


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ちなみに上で紹介したものは以下の手順で作れます。

・Cube in a Cube
F L F U' R U F2 L2 U' L' B D' B' L2 U

・Cube in a Cube in a Cube
U' L' U' F' R2 B' R F U B2 U B' L U' F U R F'



ただこれでは拡張のしようがありません。この手順はなるべく短い手数で作れるように考えられたものなので、拡張性のある別のアプローチで同じものを作っていきます。


使う手順は2種類です。
1つ目は上記のCube in a Cubeの手順です。

[①Cube in a Cube]
F L F U' R U F2 L2 U' L' B D' B' L2 U





写真_2014-05-14_午後11_19_202つ目は新しい手順。位置は変えずに2つのコーナーパーツをひねります。

(R' D R D' R' D R) U (R' D' R D R' D' R) U'

( )でくくってあるのは「ここは一息で回せる」みたいなニュアンスなので特に気にしなくていいです。

このように隣り合ったコーナーパーツのみがひねった状態になります。手前は時計回りに120°、反対側は反時計回りに120°回転しています。そして、この手順をB2ではさんで行うとどうなるか。

つまりこのような手順です。


[②Corner Twisting]
B2 (R' D R D' R' D R) U (R' D' R D R' D' R) U' B2


立方体の対角にあるコーナーパーツをひねることができます。そうです、これがCube in a Cube系統の1x1x1部分を形成します。


①と②の組み合わせで3x3x3のCube in a Cube in a Cubeが作れることは容易に想像できると思います。しかしこの2手順を使えば、キューブが何層のものであろうとCube in a Cube in…を作ることができるのです。

実際にやってみましょう。




・3x3x3

まずは3x3x3。2つの手順をを1度ずつ行えばOKなんですが、見栄えの関係で大事な注意点が1つだけ。


写真 2014-06-04 午前6 05 24①を行うと手前の2x2x2部分が反時計回りに120°ひねり、裏側は時計回りに120°ひねります。このままの向きで②の手順を行うと見栄えがおかしくなるのがお分かりいただけるでしょうか?


手前のみに注目すると3x3x3に対して2x2x2部分は反時計回りの関係ですが、2x2x2に対して1x1x1部分は時計回りの関係になってしまい、全体的にうまくひねり切れていない感じになります。文字では説明しづらいので手元にキューブのある方はぜひやってみてください。ちょっと違和感があると思います。


3x3x3キューブの地点ではそこまで大した違いではないのですが、多分割でやろうと思ったときにかなり微妙な出来栄えになってしまうのでここで直しておきましょう。


写真 2014-06-09 午前8 02 14①を終了したら、キューブを裏返して②を行います。こうすれば両面ともきれいにひねったCube in a Cube in a Cubeが姿を現すはずです!できましたか?


この方向感覚を忘れずに4x4x4へ!









・4x4x4

最初は同じです。①の手順を行います。
4x4x4の中に3x3x3となります。


写真 2014-04-26 午後1 30 58ここからが拡張ポイント。2層目も引き続き①の手順を使っていくのですが、回転記号に全て"w"をつけた状態、つまり2層回しで行います。

するとこんな感じになります。「2x2 in a 3x3 in a 4x4」です。









ラストは②、さあここでキューブをひっくり返します。①と②の切り替えの際にはこの操作を忘れずに。



写真 2014-05-19 午後9 49 241x1部分がひねられて、4x4x4も簡単に作ることができました。


名付けて「Cube in a Cube in a Cube in a Cube」










・5x5x5以降

もうお分かりでしょう。ここからは層が増えるだけですので、手順の回数が増えていく単純作業です。
先程のように2層回し、3層回しを取り入れながら1層ずつ作っていきます。5x5x5の場合は、

①(1層回し)→①(2層回し)→キューブ回転→②(2層回し)→②(1層回し)

の順番です。

写真 2014-06-07 午前6 57 02「Cube in a Cube in a Cube in a Cube in a Cube」完成!













①と②の切り替えポイントはやっているうちに分かってきますが、一般化すると

○ 偶数キューブ(2n層とします)のとき→n層までが①、それ以降は②。
○ 奇数キューブ(2n+1層とします)のとき→n層までが①、それ以降は②。


といった感じになります。






写真 2014-04-22 午前8 02 297x7x7でやるとなかなかのインパクト。















写真 2014-05-10 午前6 26 14Mirror Blocksでやると1層ずつずれた形になります。


















ここまで、パターンキューブ「Cube in a Cube」の拡張版について紹介しました。ただ解くだけでなく、こうして気分転換に遊んでみるのもありかと思います。

RedKBさんのアップロード動画には他にも様々なパターンキューブ拡張版がありました。興味のある方はぜひ!





2014/7/24 追記

Cube in a Cube 9x9ShengShou Cubic 9x9でも作ってみました。圧倒的な存在感です。














こちらのキューブはレビュー記事を書きました。気になる方はぜひこちらも読んでいってください。

DaYan雑学。

トップ画像


Last Update : January 26, 2015



謎のテーマですが、今回はルービックキューブ界に大旋風を巻き起こしたDaYanについていろいろまとめてみたいと思います。3x3x3だけでも様々な種類が出ていますし、製品名の付け方も特徴的なところがあります。最も掘り起こしがいのあるブランドではないでしょうか。

ちなみに、「DaYan」とGoogle検索すると真っ先に出てくるこちらのキャラクター。tuki11_8.jpg

「猫のダヤン」と呼ばれる絵本のキャラクターであり、ルービックキューブとは全く関係ありません笑


さて、物好きの方はぜひ最後までお読みください笑


注 : 僕がネット上の情報を収集してまとめたものであり、中には中国語のサイトをGoogle翻訳しながら理解したところをつなげて書いたところもあります。できるだけ裏はとっていますが、全ての記載事項が正確だとは限らないことを念頭に置いてください。







まずDaYanとは?



まずはDaYanの企業情報についてです。

中国のメーカーは詳細がはっきりしないもの(公式サイトが公開されていないとか)が多い中、DaYanは比較的オープンな部類です。


正式名称 : DaYan Cube
創設者 : Daqing Bao(包大庆)
設立 : 2007年以前


正確な設立時期は分かりませんでした。最初の製品の発売が2007年のためそれ以前には存在していたことになりますが、頭角を現し始めたのは2010年頃からです。


Daqing Bao氏により創設されました。本社は上海にあります。Discuz!.png「DaYan」という名称はDiscuz!(中国のインターネットフォーラム)における彼のユーザーネームDa Yan Tou(大烟头)から付けられました。おなじみのロゴは最後の一文字です。現在は「大雁(DaYan)」として商品パッケージにも記載されています。



発売製品は?



今となっては様々な製品が発売されていますが、やはりDaYanの代表格と言えば3x3x3でしょう。しかしDaYanはGuHongを皮切りに有名になったので、これが処女作と思っている方が多いようです。じつはGuHongの前に1つ発売されています。

レビューではないので詳しくは説明しませんが簡単に。発売順に並んでいます。以下に示す発売日はDiscuz!内の書き込みを中心に、不明な部分はtribox様での発売開始日とさせていただきました。


1. DaYan 1 TaiYan (2009年6月9日発売)
こちらがDaYan Cubeの1作目です。製品自体は純正ルービックキューブとほとんど同じであったため、特に名前もあがらずじまいとなったものでした。少し前まで51morefunでも在庫があり閲覧できましたが、現在はページこそあるものの在庫切れです。メーカー自体も製造は終了しています。


2. DaYan 2 GuHong (2010年6月発売)
DaYanの名を一気に世界へ知らしめたのがこの製品です。内部構造が一新され、1作目と比較すれば全てにおいて改善されました。パーツ同士の接触面積が大きめなので、少し重めの安定した回転が特徴です。のちに紹介するZhanChiが回しやすすぎると感じる方に好まれています。


3. DaYan 3 LingYun (2010年9月発売)
他のDaYan 3x3x3は57mmである中、このLingYunと後述のLingYun V2は56mmです。


4. DaYan 4 LunHui (2011年4月20日発売)
初めてT(torpedo)パーツが登場した製品です。Tパーツとはコーナーパーツの先端に取り付けられるラグビーボール型の小さい部品で、コーナーとの固定性能をあげてpop防止に役立っています。これ以降の全ての製品に採用されています。


5. DaYan 5 ZhanChi (2011年5月発売)
2014年4月現在、世界で最も使用されているキューブです。MoYuの登場でその地位は危ぶまれていますが、まだまだこちらが首位を守っているようです。標準の57mmに加え、55,50,46mmの計4サイズが販売されていますが、このようなサイズのバリエーションが用意されているのはZhanChiのみです。

2011年6月にルービックキューブの神童Feliks Zemdegsが3x3の単発WR(5.66s)をこのキューブで樹立し、人気が爆発しました。


6. DaYan 3 LingYun V2 (2011年9月発売)
LingYun plusとも呼ばれます。56mmです。


7. DaYan 2 GuHong V2 (2012年1月発売)
GuHong plusとも呼ばれます。通称ぐーぷら。


8. DaYan 6 PanShi (2013年3月発売)
世界を席巻したZhanChiの後継として発表当初は期待されましたが、理想に反して微妙な出来栄えだったため結局ZhanChiを超えることはありませんでした。現在は早々と製造停止となり、51morefunにもout of production(製造停止)との記述とともに在庫のみの販売となっています。同年4月にBao氏のDiscuz!内の書き込みに改良版「PanShi 2」についての言及がありましたが、どうやら内部のT(torpedo)パーツの標準装備が廃止されただけのようです。

TaiYan以外の種類には、ステッカーの貼られていないStickerlessタイプのものもあります。素体自体に色分けが施されていて見栄えはなかなか。ただ大会での使用は不可です。素体色は黒・白・黄・赤・オレンジ・緑・藍・紫・原色・透明の10種類ですが、透明素体は現在製造停止中です。


以上がこれまでに発売されたDaYanの3x3x3です。また2013年4月には2x2x2にも進出し、シェアを拡大しつつあります。


・DaYan ZhanChi 2x2x2 (2013年4月発売)
50mmと46mmの2種類があります。内部構造がZhanChiを基本としているため、名前には「ZhanChi」が含まれています。DaYan公式サイトにはV1という表記が付されているので、もしかしたら後々改良版が出るのかもしれません。



minx系のキューブなどで有名な「mf8」と共同開発した4x4x4もあります。

・DaYan+mf8 4x4x4 (2010年8月26日発売)
66mm,62mm,60mmの3種類がありますが、60mm版は製造が終了しました。4x4x4は62mmが主流ですので、66mmは大半の方が大きく感じるでしょう。以前はこのキューブが4x4x4の代表格でしたが、ShengShouブランドの登場で影をひそめてしまいました。




それ以外にも多くのパズルを開発・販売しています。


[Crazy Series]

DaYanとmf8の共同開発にはもう一つ、この「Crazy」シリーズがあります。既存の製品にさらに分割箇所を加え、文字通り解きごたえのあるCrazyなパズルになりました。

・DaYan Crazy 2x3x3 (2009年9月9日発売)
3x3の面2つに円形の分割が施されました。おそらくこれはDaYan単独開発のCrazy製品です。


・Crazy 4x4x4 Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ (2007年6月16日初作発売)
すべてStickerlessです。

Ⅰ: 2x2x2部分に内接する円の形にパーツが切られ、内側と外側が別々に回転するようになっています。
Ⅱ: Ⅰと同様の改造で、円は2x2x2部分の外接円です。
Ⅲ: Ⅰと同様の改造で、円は4x4x4部分の内接円より少し小さめになっています。


・Crazy Megaminx (2010年3月5日発売)
Megaminxの12面全てに円形の分割が施された製品です。回転が固定された面と固定されていない面の組み合わせで「水・金・地・火・木・土・天・海」の8種類があります。既に製造は終了しています。


・Crazy Tetrahedron (2009年9月27日発売)
Meffert's Puzzleの「Jing's Pyraminx」という製品に円形の分割を加えた製品です。同様に水~海の8種類があります。生産終了した種類もあります。


・Crazy Pentahedron (発売時期不明)
後述の「DaYan Pentahedron (3-layers)」に円形の分割が施されました。分割数や分割箇所によって水~海の8種類が製造されています。5-layersにも1種類のみCrazy版があり、「Super 5-layers」と呼ばれています。


・Crazy Octahedron (2014年11月発売)
円形の分割がない「スタンダード」と分割された5種の計6種。

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[Bermuda Series]

DaYanシリーズの中ではマイナーなほうですが、triboxなど各種販売サイトでも売られています。あの魔の三角形「バミューダトライアングル」をモチーフにした製品です。


・Bermuda Cube (発売時期不明)
全てのパズルに三角形のパーツが1つ以上使われています。正式には「Bermuda Triangle Magic Cube」「Bermuda House Magic Cube」「Bermuda Column Magic Cube」「Bermuda Star Magic Cube」の4区分12種類がありますが、これらをまとめてBermuda Cubeシリーズと呼んでいます。

Triangleは8種類。全て立方体で、それぞれに8種類の惑星の名前が当てられています。
Houseは2種類。まさに家の形をしたパズルです。ⅠとⅡがあり、煙突の位置と形に違いがあります。
Columnは1種類。新聞などのコラム欄ではなく、「円柱」という意味です。
Starは1種類。円柱形ですが底面が八芒星になっています。


・Bermuda Megaminx (2013年11月発売)
mf8との合作。8種あり、それぞれに惑星の名前が付けられています。



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・Gem Cube (2010年5月10日初作発売)
Gemとは「宝石、宝玉」といった意味で、文字通り見た目はカットされた宝石のような感じです。1作目は既に製造終了している「Jewel Cube」、現在はⅠ~Ⅷの8種類が発売されています。基本的に後に出た製品ほど難易度が上がっている印象があります。下記の「Wheels of Wisdom」もGem Cubeの1種類であり、「Gem Cube Ⅵ」に分類されます。


・Gem Cube Ⅵ / Wheels of Wisdom (2013年11月発売)
2013年11月に発表されたGem Cubeの第6作目となります。外観はSmaZの「Time Machine 2012」に似ています。通常の3x3x3に加えて、6面全てに360°回転するホイールのようなものがついています。

※2014年10月に「DaYan Gem Ⅵ」が別に発売されました。51morefunに掲載されている商品パッケージ画像ではどちらもⅥとされています。



・DaYan Octahedron (2010年2月7日発売)
Pyraminxが2つ組み合わさった8面体のパズルです。


・DaYan Pentahedron (2012年発売)
丸みを帯びた三角柱の形状をしています。「3-layers」「5-layers」の2種類があります。mf8の8周年記念製品であり、どうやら有名パズルデザイナーSmaZも関わっているようです。

・DaYan Megaminx (2013年9月発売)
mf8やQJなどに次いで発売されたMegaminxです。ZhanChiとGuHongの構造が内部に組み込まれたため回転性能は群を抜きます。通常のMegaminxに加え、回すときに指に引っかかりやすいよう各パーツの端に突起(Ridge)をつけたバージョンもあります。ZhanChi 2x2x2と同じくV1の表記があるので、こちらも改良版が出るかもしれません。

・DaYan Four Cube (2014年7月発売)
Fourは「"4" layers」と「"4" Axises(軸)」から来ています。Master SkewbとDino Cubeが融合したようなデザインで、Dino Skewbとも呼ばれます。サイズが60mmと若干大きめです。




写真 2014-03-15 午前10 37 00
また、Discuz!内の書き込みを見ると他に試作品段階で終わっている(もしくは製品化検討中!?)ものもありました。画像はDa Yan Tou氏によってDiscuz!に投稿されたものの引用です。mf8の関係者やパズルデザイナーのSmaZ氏らとの会合で出たもののようです。2枚の画像はクリックすると拡大画像が見れます。

2種類ありましたが、どちらも多分割です。ロゴから察するに「DaYan+mf8 4x4x4」と同様mf8との合同製作のようです。まず1つは6x6x6

写真 2012-01-08 午後5 45 00
コアなどは4x4x4の構造に似ている部分も見られます。

そしてもう1つは7を飛ばして8x8x8。pillowになっています。内部構造を写した画像が無かったので詳細は不明でした。





中国語表記について



DaYanは中国のメーカーですから、発表する製品にはもちろん中国語表記の名前がつきます。しかし独特の簡体字表記をそのままストアなどに使用しても不便ですので、その発音を英語表記にした「ZhanChi」や「GuHong」が世界共通の商品名として使用されています。ここでは普段掲載されない中国語表記のほうに注目してみます。至極どうでもいいことですが、こういったムダ知識もいかがでしょうか。

※「簡体字」とは、日本で使われているような漢字(こちらは繁体字と呼ばれます)をさらに簡略化し書きやすくしたものです。つまり日本語フォントには含まれない文字がありますので、デバイスによっては文字化けする可能性があります。

DaYanの製品の中でも特に3x3x3については、それぞれの命名の際に中国版の諺、すなわち「四字熟語」が使用されています。早速全種類を見てみましょう。


TaiYan 态炎
世态炎凉 - (社会の人と人とのありさまは)栄えれば取り入り衰えれば疎遠にする。

GuHong 孤鸿
断雁孤鸿 - 意味は分かりませんでした。

LingYun 凌云
壮志凌云 - 「翼よ!あれが巴里の灯だ」
備考 : 1957年に公開された洋画の中国語訳のようです。
写真 2014-03-15 午前10 50 13
LunHui 轮回
六道轮回 - 六道の世界に転生を繰り返して迷い続けること。
備考 : 日本語では「六道輪廻」となります。

ZhanChi 展翅
展翅高飞 - (翼を広げて高く飛ぶ)→(人が)才能を発揮して理想を実現する、(事業が)発展して飛躍を遂げる。

PanShi 盘石
安如盘石 - 巨大な石のように安泰でびくともしない頑丈なもの。


ちなみにこちらの表記はDaYanが発行している「DaYan Card 現行版」にも記載されています。以前はtriboxで購入可能でしたがいつの間にか終了していました。

最後にちょっと外れますが「FangShi ShuangRen(霜刃)」も中国の古い詩句からとられています。


(引用 : 朝鮮大学校「詩句に」)

詩句

「十年の間、一振りの剣を磨いてきたが、霜のように光るこの剣の切れ味をまだ試した事は無い。今これを君に贈るが、不平の輩はこの剣で遠慮なく誅殺してくれ。」という意味だそうです。

日の目を見るまで十年間ひたすら磨き続けた刃。いつか良い結果をもたらしてくれるであろう刃。記録に向けて日々練習するキュービストの姿にも通じるものがありそうです。


以上、DaYanについて分かる限りすべての情報を詰め込みました。まだまだ発展途上のメーカーですので、変化があり次第更新していく予定です。何かお気づきの事がありましたらTwitter、コメント等でぜひお知らせください。



tribox様に発売時期などの情報を提供していただきました。この場を借りて御礼申し上げます。
まとめ
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